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一級建築士事務所 秋山建築事務所
とやまの木と薪ストーブで
自然な家づくりを!!
薪ストーブへの想い
我が家では冬期間、薪ストーブを焚きます。その他の暖房器具と言えば、事務所に蓄熱暖房機とポータブルの遠赤ストーブのみです。我が家の延べ面積は、177.55㎡(53.7坪)。蓄熱暖房機は、1月から3月までの通電です。
リフォームを期に薪ストーブを設置しました。真壁の座敷があり完璧な断熱とはいきませんが、外壁の下地にシージングボードを張り、ある程度の気密と構造を確保しました。今にして思うと、断熱はアイシネンにすれば良かったと思います。グループホームで採用しましたが、床下暖房と相まって快適な環境を維持しています。最近は、断熱と言えばアクアかアイシネンを採用するようにしています。新省エネ法が施行され、断熱、気密には配慮してもし過ぎることはありませんから。
薪ストーブと高気密、何となく相反するように感じられる方もおられるかもしれません。しかし、薪といえども貴重なエネルギーです、無駄には出来ません。薪ストーブで暖めた室内を、かんたんに冷めさせるわけにはいかないです。その為には、やはり気密は欠かせません。当然断熱もです。これらの目には見えない部分にも配慮して、薪ストーブのある快適な生活を送れるよう、設計しています。
我が家の薪ストーブの問題点と言えば、煙突です。排気の問題かと思われるかもしれませんが、違います。薪ストーブは、ある程度本体が安定して燃焼するようになると、煙突からはほとんど目に見える煙は出しません。臭いは出ますが。
我が家はリフォームの最中に薪ストーブの採用を決めました。当然、設置場所は限られるわけですから、煙突の取り回しを決定する、いや、設置場所を決めた段階で、取り回しは決まってしまいました。とにかく横引きが長い。結論的には、排気がスムーズではありません。薪をくべる際に扉を開けると、バックドラフトで煙が室内に漏れてきます。おかげで、リビングやキッチンの天井は煤だらけ。クロスはだいぶ変色気味です。
しかし、薪が燃えるのを眺めているとそんなことも忘れてしまいます(家内は違うかも)。環境にこだわったつもりの、薪ストーブですが、やはり大満足です。今後は、横引きの長い煙突の改善方法を模索します。 まだまだ続く。
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