松井郁夫さんの講演会に行ってきました。
昨日「ひみの山とつくり手をつなぐ2016」に参加してきました。初めは新しく成った氷見市の義会議場を見学。
氷見の里山杉をデザインに使い、小さいながらも、優しい、気持ちのいい雰囲気でした。(家具がいかにも既製のオフィス家具で、興ざめではありましたが)その後市庁舎の執務空間を見学。元有磯高校の体育館を改修したもので、天井高がありすぎたため、テフロン膜を張り、ラウンド(波)させたデザインは、少々圧迫感も感じられましたが、リノベーションしたことを考えれば納得いく物でした。
その後は、今年の4月に開所したばかりの「富山型デイサービス・花みち」の見学でした。氷見の里山杉を使った建物で、福祉施設として、人に優しい雰囲気がいっぱいの建物でした。県産材が福祉施設や、住宅にもっと使う機会が増えていくよう頑張らねば成りません。
その後はJR氷見駅の周辺整備状況の視察でした。予算の問題で市民の物議を醸した工事だったとのことですが、栗生明さんの監修で、駅周辺の環境と調和はとれていたのかなと思いました。ちょうど、「ベルモンタ 」が到着する時間で、初めて間近に見てきました。
さていよいよ、場所をトトザに移して、松井郁夫さんの講演会です。松井さんが主催する「ワークショップ「き」組み」の活動についての講演でした。山から建て主までのシームレスな繋がり、国産材を使い伝統工法を大切にしつつ、耐震にも断熱気密にも配慮した「き」組みの家づくり、なかなかの取り組みです。我々も、県産材の良さをもっとアピールして、県産材の家づくりに取り組まねばと考えさせられた講演会でした。